生物の外見的な分類は、植物・動物ともに1年生へ
・葉・茎・根のつくりと働き(1年生から2年生へ)
・動物の体の共通点と相違点(2年生から1年生へ)
・生物の種類の多様性と進化(2年生から3年生へ)
これまで1年生では、植物を学習し、2年生では動物を学習するという分け方だったが、外見での分類を1年生、器官のつくりとはたらきを2年生、という分け方に変更された。
(1)いろいろな生物とその共通点
(ア)生物の観察と分類の仕方
ア 生物の観察
校庭や学校周辺の生物の観察を行い,いろいろな生物が様々な場所で 生活していることを見いだして理解するとともに,観察器具の操作,観察記録の仕方などの技能を身に付けること。
イ 生物の特徴と分類の仕方 いろいろな生物を比較して見いだした共通点や相違点を基にして分類できることを理解するとともに,分類の仕方の基礎を身に付けること。
(29年版学習指導要領)
(イ)生物の体の共通点と相違点
ア 植物の体の共通点と相違点
身近な植物の外部形態の観察を行い,その観察記録などに基づいて, 共通点や相違点があることを見いだして,植物の体の基本的なつくりを理解すること。また,その共通点や相違点に基づいて植物が分類できる ことを見いだして理解すること。
イ 動物の体の共通点と相違点
身近な動物の外部形態の観察を行い,その観察記録などに基づいて,共通点や相違点があることを見いだして,動物の体の基本的なつくりを理解すること。また,その共通点や相違点に基づいて動物が分類できることを見いだして理解すること。
平成29年版学習指導要領解説
生物(植物も動物も)を外見で分類するのは、1年生で行う。
2年生では、器官のつくりとはたらきについて学習する。
生物に共通のつくりとはたらきは、植物・動物ともに2年生へ
(イ)植物の体のつくりと働き
ア 葉・茎・根のつくりと働き
植物の葉,茎,根のつくりについての観察を行い,それらのつくりと, 光合成,呼吸,蒸散の働きに関する実験の結果とを関連付けて理解すること。
平成29年版学習指導要領
つくりとはたらきは、植物も動物も2年生で学習する。
生物の多様性と進化は3年生で学習する。
(ウ)生物の種類の多様性と進化
ア 生物の種類の多様性と進化 現存の生物及び化石の比較などを通して,現存の多様な生物は過去の 生物が長い時間の経過の中で変化して生じてきたものであることを体のつくりと関連付けて理解すること。
平成29年版学習指導要領
進化は、「長い時間をかけて変化して生じてきたもの」であることが明示されています。