中学校最後の単元「くらしを支える科学技術」はひとり調べ学習にしよう。
理科の勉強は何の役に立つの?
僕は、中学校3年間の理科で、折に触れ、最新の科学技術に触れさせたいと思っています。特に、中学3年生の教科書の最後の単元「くらしを支える科学技術」は、有益な取り組みになりうると考えています。
生徒
何のために理科を勉強するのですか。
りかしつねっと
科学の知見が私たちの生活をどのように支えているかを見てみよう。そして、これからの世の中をどのように支えていくのか、発展させていくのかを、調べてみよう。その中で、理科を学ぶ理由を見つけられるかもしれないね。
レポートの取り組みを2回行う。
1回目「くらしを支える科学技術」
最先端の科学技術を調べる活動。
2回目「持続可能な社会とは?」
「持続可能」と聞くと、トレンドワードじゃん!と思われるかもしれません。しかし、教科書にも出てくる言葉です。自然と共生した何世代にもわたり持続可能な生き方を、生活の快適さ、便利さを犠牲にせずに実現しようとしたとき、新しい科学技術や新しい生活様式の確率が必要になります。未来にならないと答え合わせができないような内容ではありますがが、科学全般への興味を持たせ、有用感を与えるためにも、ぜひ取り組みたい活動です。
提出物はレポート、評価基準は合格・不合格のみ。
教科書を読む。
視野を広げる
視野を広げ、問題意識をもつ。
単元末問題を解く。
基本的な用語の理解
教科書に出てくる基本的な用語は、一般常識として有用なので、しっかり理解させて、活用できるようにさせたい。
PCで調べ、メモする、または、資料をプリントアウトし、累積する。
ネット検索で問題視式を広げる
何を調べても正解なのだけど、未来を変えるような発明や実践を見つけて、調べた方が意欲が湧くだろう。まずは、1〜2時間ネット検索をしっかりさせ、生徒自身が本当に関心が持てるテーマを見つけさせたい。
レポートにまとめる。
既知の知識と調べたことの融合
既知の知識をベースにして、調べたことが、世界をどのように救うのか、私たちの未来をどのように豊かなものにしてくれるのか、レポートに書く。
相互誌面発表する。
レポートをお互いに見合う
問題意識をより広げ、より深めるために、互いのレポートを見合う時間を設定する。この活動は、他者目線に耐えうる客観的なレポートだったかという反省につながる。
生徒が選んだテーマは、多種多様だった。
僕の手元には、H26年度にとりくんだレポートがあります。せっかくなので、生徒たちの互選による最優秀レポートのタイトルを紹介します。
- ミミズが地球を救う
- 二酸化炭素だって使える!〜コージェネレーション・トリジェネレーション〜
- 雪氷熱エネルギー
- ミドリムシが食糧危機を救う
- 宇宙で発電
- 生命の木「マルンガイ」tree for life
- 再生可能な発電方法
みんなが調べてくれたものは、僕が知らないことばかりで驚きました。このようなテーマの中に、本当に違い将来、地球と人類を救ってくれる技術があるかもしれません。これからの社会を作っていくのは、皆さん一人一人です。科学の分野を専門にする人ばかりではないと思いますが、それぞれの立場で、持続可能な社会を作っていきましょう。
僕も、教育の世界で頑張ります。
僕も、教育の世界で頑張ります。