手ぶれ映像は、見ていて酔います。
画像は2006年11月3日の朝日新聞です。
文化祭で、暗幕を閉めた体育館で、手作りのビデオ映像を鑑賞していたところ、呼吸が荒くなって、青ざめたり、手が冷たくなるという症状が出た。13人もの生徒が救急搬送されました。
教頭先生も「自分でも車酔いしたような気持ちの悪さを覚え、体が熱っぽくなった」と言っています。
手ぶれが激しい手作りのビデオをプロジェクターで大画面で見ていたそうです。乗り物酔いに似た症状で「モーションシックネス(動揺病)」で、これは「映像酔い」とも言われる。
専門家は、「素人が撮影した映像は手ぶれが予想されるので、暗い部屋で見ないようにした方がいい」と言っています。
1997年に起きたテレビアニメ「ポケットモンスター」事件についても触れている。赤と青の光が激しく点滅する強烈な光刺激が主な原因で、テレビを見ていた子どもたちが、けいれんを起こしたという事件。30都道府県の651人が病院に運ばれ、うち130人以上が入院した。一般的には、「ポケモンショック」と呼ばれている。