超音波距離計は、超音波を出し、それが跳ね返ってくるまでの時間を計り、距離を求めている。
机から天井までの距離を測る。(例)160cm。
厚さ1cmの消しゴムの上に乗せます。(例)159cm。
1cm距離が違うと、音が戻ってくるまでの時間は何秒違うでしょうか。
答えは、0.00006秒。
動物には、これと同じしくみをもつものがいます。何ですか。
コウモリです。大きな耳をもちます。超音波を聞くことができます。
歯ぎしりで超音波を出し、跳ね返ってくる音を聞いて、物体までの距離を測っています。
全く光のない洞窟でも、見えるようにに分かります。
医療で使われる「エコー」診断装置も超音波で距離を調べている
これは超音波でものを見るための装置です。
タツノオトシゴ型のスポンジを上から調べると、まるで、真横から撮影したような画像が得られます。超音波距離計は、深さの情報が得られるため、まるで真横から見たような画像になるのです。
写真では、黄色のスポンジに超音波を当てて、それが跳ね返ってくるまでの時間をもとに作られた画像が、写っています。
お腹の中の胎児を観察するのもこの方法です。
音が跳ね返ってくる時間を調べることで、見えないものが見えるなんてすごいね。