「うわさ話が好き」それは本能です。
もともと人間は人のうわさ話が大好きです。
太古から、群れで過ごしてきた人間は、群れの活動に協力的な者は誰か、あるいは勝手なことをやっているのは誰か、という情報を噂話で、確認してきた。農耕文化の中でも、小さな群れの中で、誰かが嘘をついたり、不正をして、村で蓄えた米を横流しして、その村全体が損をし疲弊したり、村人全員の命に関わるようなことがあってはたまらない。
だから、どこどこのこいつは、誠実だから信頼できるとか、どこどこのこいつが、こんな悪さをしたという情報は、村の存続のために、必要だったのではないかと思う。人は、本能的に人の噂話を好んでするようにできていると考えてよいだろう。
スマートフォンの利用率
- 小学生 29.0%
- 中学生 58.1%
- 高校生 95.9%
スマートフォンのネット利用の平均時間
- 小学生 68.3分
- 中学生 127.5分
- 高校生 177.7分
平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査(内閣府)
スマホは段階的に使わせ、徐々にネットリテラシーを高めていこう。
- 保護者名義のスマホを使わせる。
- フィルタリングを利用し、使ってよい機能やサイトを限定して使わせる。
- フィルタリングを解除するものの、使ってよい機能やサイトを限定する。
- 自分の責任で使う。
対策しよう
- フィルタリングを活用しよう。
- 家庭でのルールを作ろう。
- SNSグループ内のルールを作ろう。
SNSグループ内の「うちらのルール」を設定しよう!
メンバーは、お互いに傷つきたくてその中に入っているのではありません。有益な情報が欲しいのであって、罵り合いや悪口を読みたいのではありません。
SNSグループ内に「うちらのルール」を設定することで、無用なトラブルを防ぎ、グループ内のやり取りを有益で心温まる内容だけにしていこう。
SNSグループの「うちらのルール」例
○○の会 グループラインのルールです。
グループライン運用の目的
- スムーズな情報伝達
- スムーズな合意形成
- 意思決定を早くする
利用ルール
- 実際に会うこと、実際に話すことより、伝わりにくということに留意し、できるだけ、詳細に説明的に書くこと。
- 書き手は反応を要求してはならない。
- 「了解」などの短い返事は特に必要ない。
- からかい・冗談は、明らかに冗談とわかる内容であっても、読み手がどう思うかが大切なので、決して書かないように。
心がけ
- 文字中心のコミュニケーションなので、言葉が足りなければ伝わりません。できるだけ丁寧な言葉を選び、詳細を書きましょう。
- いっときの感情、特にマイナスの感情の表明には十分注意しよう。
- 風景の写真、個人的な写真を見て欲しいという理由で送らないこと。
- 個人情報にあたるものは、自分のも、他人のものも送らない。
うちらのルールはどんどん更新して、常にメンバーで共有しよう。